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6割のフィクションと2割の嘘1割の真実で構成されております。

江戸東京たてもの園に行った話

博物館に行こう。そう思い立って、調べていた。

最後に博物館に行ったのは何時だろうか。覚えていない。

一つの博物館に目が留まった。

 

江戸東京たてもの園

 

何でも江戸の建物が見れるらしい。

特に歴史にも建物にも興味はないが、江戸の建物と言われると楽しそうに感じる。

これに行こう。

 

休日の朝、案の定11時頃に起き出し、支度をした。

武蔵小金井駅まで順調だったが、最後のバスに乗り遅れてしまった。

次のバスまでは30分ほどある。

歩いても丁度30分程だ。駅で待つのも面倒だったので、歩いて向かう。

普通に疲れたので、博物館に行くときはバスを使った方がおすすめである。

 

何とか「たてもの園」に辿りついて入場する。

最初にあったのは、タイル展だった。

最古のタイル、エジプトのピラミッドの装飾から始まり、各地で様々なタイルが作られたらしい。

タイルというと、つるつるテカテカしている物だと思うかもしれないが、定義としては建物の壁や床を覆う薄板上の焼き物を指すそうだ。

意外と思ったのは、瓦もタイルの一種であるという点だ。仏教と共に瓦として日本に伝来した。

所謂タイルというのは、西洋からの別ルートで日本に入ってたらしい。

元を正せば両方エジプトの装飾なのだ。

 

タイル展をざっと見た後は、いよいよ施設を見て回る。

ドン

これは「ドン」らしい。

まぁ説明にはきちんと書いてあるのだが、当時の人はこれをドンと呼んでいたらしい。

詳しい説明は省く。

 

最初に見た建物は、江戸時代の農家の家だった。

印象としては、思ったより立派だなと感じた。

説明によれば、農家の中でもかなり裕福な家だったそうだ。

中にも入れるようになっているのだが、暗い。

曇りとは言え、まだお昼と言っていい時間なのに室内は暗かった。

観光用に、電球で照らされているが当時はそんなものは無い。時代劇などの室内の映像は明るいが、実際はもっと暗かったのかなと思う。

一方でかなり涼しく快適ではあった。

炭の匂いも相まって、畳の上で寝そべりたい衝動に駆られていた。

 

外にでてみると、屋根付きの休憩所のようなところがあった。

変な位置にあるなと、そのままスルーをしたのだが、家に帰ってパンフレットを見て驚愕した。

 

高床式倉庫と聞くと、どの様なイメージだろうか。

私は、腰ぐらいの高さに床がある倉庫をイメージしていた。その様な倉庫もあるだろう。

しかし、私が休憩所だと思っていた物が高床式倉庫だったのだ。

 

高すぎ!!

 

地面から倉庫まで2mぐらいはあり、もはや屋根だった。

全く気が付かず、写真を撮らなかったのが残念だ。ぜひ見て欲しい。

 

その後は三井八郎右衛門邸や、小出邸、高橋是清邸など色々な建物を見てきた。

正直この辺りは歴史知識と建物の知識が無く、小学生の様な感想しか思いつかなかった。

ダイジェストで写真だけ載せておく。

ゲームとかで小判入ってる奴やー

シャンテリアやー

マフィアとかが使ってそう~

と言うような感じで建物数がかなり多く、一つ一つをじっくり見ていくと時間がかかった。

正直何軒かは飛ばして回っていた。

 

後半の方も、かなり面白かったのだが、午後から来たのが災いして、時間が無く、流し見する程度になってしまった。歴史の勉強をある程度して、再チャレンジしたい。その時は午前中から行こう。

 

折角なので、帰る前にミュージアムショップで何か買って帰ろうと、煎酒という物を購入した。

江戸時代に醤油の代わりとして使用されていた調味料だそうだ。

日本酒に梅とカツオなどを入れ、煮て作るそうだ。面白そうだったので買ってみた。

感想としては、そうめんに合う。めんつゆに梅干しを入れた様な味がするのだ。

個人的にはかなり気に入った。醤油や「めんつゆ」よりは塩分が低いそうなので、

塩分過多な人にはお勧めかもしれない。梅の風味が聞いており、これからの時期にあっている気がする。

 

最後に一番感動した写真を載せておく。

ドラえもんの空き地のやつ