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6割のフィクションと2割の嘘1割の真実で構成されております。

既視感のある夢

車窓から外を眺める。

ビルの間の空が思いの外青かった。

ふと今日の夢を思い出した。

 

最近何度も見る夢なのだが、その事すら忘れていた。

もしかすると今日初めて見たのかもしれない。

 

山の奥に複数人で来ており、満点の星空を見る夢だ。

ただの星空ではない。

クリスマスのイルミネーションの様に、青色に紫色に黄色に光る星。

現実であれば、寧ろ恐ろしく禍々しく見えるであろう空が夢の中では絶景であった。

夢の中で私はいつも思う。「カメラを持ってくれば良かった。そういえば前も持ってき忘れた」と

星占いも手相も信じないタイプだが、夢占いは少し信じている。フロイトも言っていることだし。

いったい何の暗示なのかは知らないが、その星空の写真を撮れたらと思う。

絵を描く人の気持ちが少し分かった気がした。