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6割のフィクションと2割の嘘1割の真実で構成されております。

今日の事

折角の休日なのでなにかしようと考えている内にお昼になりました。

仕方なく散歩にでも出かけようと思い、家を出て数分歩きだした時に公園で本でも読むかと。

家で読んでも、外で読んでも、変わりはないと思うけれど「読書の秋」に公園で本を読むのはテンションが上がるに違いない。

早速家に舞い戻り、読みかけの本をズボンの後ろポケットに入れる。

ふと、既視感があった。昔読んだ本にそんなシーンがあった気がする。

確かお寺か神社に行って掃除を手伝う事になった気が。

少しワクワクして公園に向かった。

土曜日だからなのか家族連れが多く歩きにくい。

人の少ない道を回り道しながら公園に向かう。

老夫婦が歩いていた。手にはバラの花。

今日は何かの日だったかと考えるが思い当たらない。何かの記念日か誕生日か。

何にしても気分が良かった。

ようやく公園に着いた。

ガチャガチャと騒々しい。何かのイベントをしていたらしく、テントやステージを片付けている。

家族連れが多かったのはそのせいか。

一瞬小説と同じく掃除を手伝う羽目になるかと思ったが、そんなわけはなく。

そのまま引き返し家に帰った。