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6割のフィクションと2割の嘘1割の真実で構成されております。

工夫は人生の彩

スーパーでカゴに買う物を入れ、レジに並ぶ。

商品を選んでいる時は、何を買うか値段はどうだ、と色々考えているが、会計をするまでの待ち時間はあまり考えることが無い。しいて言うなら財布の中身を確認し会計の準備しておくことだ。

 

少し愚痴を書くが、値段が出てから財布を取り出し始める人は店員さんがバーコードを読んでいる間に何を考えているのだろうか。忙しく考える事が多いのだろうが財布ぐらい準備すればいいのにと少し思ってしまう。

 

定期的に行う事は効率化しておきたいという私の価値観に沿っていないだけのだが、人は暇になると他人の事が気になるのだなと改めて自分を戒める。

 

そういう私は買い物周りで効率化出来ていない事がある。それはレジ袋をスマートに開くことだ。

レジ袋が有料になった影響か、会計がセルフで行われるようになった為か、最近はレジ袋を開くという行為が多い。以前は店員さんが開いてカゴに入れてくれていたり、そもそも袋に入れてくれていたりしていた。マイバックを使えばと言われるかもしれないが、ゴミ袋に使っているので結局買うならと定期的に買っている。

そこでレジ袋を開きたいのだが、これがなかなかスマートにいかない。

よくある水を手に付けて開く方法は楽なのだが、何とか別の方法でパッと開きたいのだ。

縦から、横から、下から、手のひら全体を使ってなど色々試しているが、中々上手く行っていない。

そんな中、100円ショップに寄った際、レジ袋の横の部分が段違いになっていることに気が付いた。

今まで何故そうなっているのか考えた事も無かった、畳む時にピシッと揃わないので嫌いだったぐらいだ。

これは袋を開きやすくする為のものだったのかと、今更ながら気が付いて目からうろこであった。

この様な人への配慮や余裕がないと出来ない、ちょっとした工夫というのが私はかなり好きなのだ。

「工夫は人生の彩」と言うのが座右の銘なぐらいだ。少々言い過ぎたが、それぐらい嬉しかった。依然としてレジ袋を開く手法は考えなければいけないが、開けやすいレジ袋を見るたび嬉しくなれるならこのままでもいいかもしれない。